遥実の手帳

フランス在住の筆者の(主に映画についての)エッセイ。

寝ても覚めても -フランスの地方映画館を満席にした映画-

寝ても覚めても 新年明けての初映画は自分にとっての初の濱口竜介作品、「寝ても覚めても」(めっちゃ期待してました)。 ヨーロッパの青い寒空の下、ーヴィヴァルディの「冬」の急ぐようなリズムをイメージしつつ(https://www.youtube.com/watch?v=OLClkB9…

「万引き家族」、年末最後の映画鑑賞。

感謝。まずはこの一言をこの映画に捧げたい。 現代日本映画砂漠における一つの希望、僥倖、稀有、そして金の棕櫚(パルムドール)を我々にもたらしたこの映画の奇跡、そしてまた、自分の偏狭な映画的理解をひっくり返してもらえたことに感謝。 普段の私の映画…